美容外科手術でトラブルを避けるために82
SMAS弁作成の具体的なポイントを書いています。
たとえがとても悪いのですが、SMAS弁作成は3枚おろしの要領です。
できるだけ丈夫なSMAS弁を作成するためにSMAS弁に組織をしっかりつけることが重要です。
裏面は前回書きましたように顔面神経を損傷しないようにギリギリの層で剥離することになります。
厚みを持たせるためには表面の剥離でコントロールすることになります。
しかしこれも厚いSMAS弁を作成しようと思うあまりに浅いところで剥離すると皮膚の血行不良をまねき皮弁の壊死を引き起こすことになってしまいます。
裏面を少し剥離したらSMASの厚さを見ながら表面を少し剥離、また厚さを確認したら裏面を剥離・・・これの繰り返しをすることで適切な厚みのあるSMASが出来上がります。
徐々に前方に剥離をすすめていくことでSMASの牽引力が前方に伝わるようになります。
このようにSMAS弁を作成し、口元のたるみを最大限引き上げることになるわけですが、ここにひとつ問題が生じます。
それについては次回書いていきます。
名古屋の美容外科・美容皮膚科
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